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ChatGPTの使い方のコツ―回答の精度を上げる方法

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公開日 2026/2/14

ChatGPTを実際に使っている人の中には「嘘の情報を教えられた」「あまり使えない」と思っている人もいるかもしれません。

ChatGPTは簡単に言うと「次に来る単語(トークン)を予測する」学習を繰り返し、その予測をつなげることで、人間のような会話や文章生成をしています。(※参考:OpenAI ChatGPT と当社の基盤モデルの開発方法

つまり、返答は学習データのパターンに基づくため、もっともらしくても間違った内容(ハルシネーション)を返してくる場合があります。(※参考:OpenAI 言語モデルでハルシネーションがおきる理由)そのため、「ChatGPTが嘘を言っている」ということが起こります。

本記事では、ChatGPTで見過ごしてほしくない回答と、ありがちな回答について、その回避方法を具体的に紹介します。


ChatGPTでありがちな回答パターンと回避方法

今回は、私がChatGPTを使っていて陥ったことのある回答パターンの中から、特に見過ごしてほしくない回答と、ありがちな回答についての事例を紹介します。

事例の中で、その場合にどうすると質の良い回答が返ってくるかについても併せて書くので、困っている方はぜひ試してみてください。

パターン別でスクリーンショットがありますが、無料アカウントでログインをした状態で全て撮影しています。

情報源の記載がない場合

言葉の意味だったり、細かな仕組みについてだったり、ChatGPTに調べものを頼む場合は多いと思います。

ただ、ChatGPTが出してきた回答に情報源や出典元が付記されていない場合、その回答が正しいかどうかを自分で確かめることが難しくなります。

最初に書いたように、ChatGPTは「次に来る単語を予測」して、回答を作っています。情報源としたページの記載がない場合は、「もっともらしい」回答を作って返している可能性があり、どの情報に基づいているのかを判断できません。

試しに「ChatGPTがどういうものか教えて」だけで質問をしてみた場合、画像のような回答が返ってきます。

情報源の記載がないChatGPTの回答例

情報源がある場合は、一番下のコピーボタンなどの右側に、「情報源」と書かれており、回答内容で参考にしたページがどこかを確認できるボタンが出てきます(表示のされ方は機能や環境によって異なる)。今回は、そのボタンがないため、この回答内容が正確なものか、何を参考に書いたものかを確かめることが難しいです。

こういったことを回避するためには、「○○○について教えてください。情報源とした出典元のリンクも一緒に貼ってください。」と最初から書いて質問しましょう。もしくは、「今の回答の情報源としたページはどこですか?」と追加で質問をするのも有効です。

情報源を依頼した場合のChatGPTの回答例

回答が来たら、情報源のボタンからファクトチェック(事実確認)をしましょう。「情報源が出ているなら大丈夫」としていると、ChatGPTが提示した情報源が実在しない・書いている内容に齟齬がある場合もあります。

この時、情報源のページの公開日も同時に確認することをおすすめします。日付を見る癖がついていると、最新の情報が欲しい場合にも役立つと思います。

情報源のページが信頼できない場合

ChatGPTが情報源として出してきた、出典元のページがよく分からないサイトだったり、一次情報(自らの体験や実験、調査などから直接得た情報 ※引用:IT用語辞典 e-Words)となっておらず、信頼していいのか?となることがあります。また、外国語のページを出典元として出され、自分では確認が難しいという場合もあります。

このような時に、「分からないけどChatGPTが言っているから、大丈夫」と放置するのは危険です。例えば業務の中で使っている場合、資料づくり・提案・社内共有などで、根拠が弱い情報を混ぜると、意思決定のミスや周りから自分への信頼の低下につながります。プライベートでも、身体のこと・お金のこと・契約・旅行などで、誤情報を前提に動くと、時間・お金・安全・健康などを失う可能性もあります。

情報源のページが知らないサイトのChatGPTの回答例

こういった場合には、「情報源は公式ページに限定してください」「一次情報となるページから引用してください」といったことを伝えると良いです。これらを書くことで、安全で信頼できるサイトを参考にして回答しやすくなります。

「一次情報が英語の場合は、引用部分とその日本語訳を一緒に貼ってください」と書くと、外国語のサイトを参考にしていても、内容がわかりやすく、ファクトチェックをする時にページ内検索もしやすくなります。

情報源のページを信頼できるものにするChatGPTの回答例

回答の内容が難しい場合

分からないことについて理解したくて質問したのに、その回答の中に専門用語や知らない単語が頻出して、結局理解が追いつかないことはありませんか?それで、回答内の単語の意味を調べて、もう一度解説を読み直して、としていると意外と時間を使ってしまいますよね。

回答内容に専門用語などが入っているChatGPTの回答例

こんな時「初学者/小学生向けに説明し直してください」と返してみたり、質問時に「引用内に専門用語や難しい単語がある場合は()で補足してください」と付け加えてみたりすると、理解が進むのが早くなると思います。

回答の中で補足をしてくれるChatGPTの回答例

「初学者/小学生向けで説明」と伝える良いところは、専門用語をなるべく使わずに、誰にでも分かりやすい説明をしてくれます。

「専門用語を()で補足」と伝えるメリットは、正しい定義や言い回しで伝えてくれつつ、分からないところは補足を入れてくれるところです。私としては、こちらの手法の方が内容をそのまま頭に入れることができると思うため、おすすめです。

どちらとも取れる答えが返ってくる場合

「AとBの案どっちが良いと思いますか?」といった質問をすると、ChatGPTはどっちつかずの答えを返してくる時があります。例えば「○○○の場合はAで、×××の場合はBが良いかもしれません」のような回答です。

私の場合は、そのような回答に対して「それは分かっているけど、背景情報が複雑で選べないから、あなたに聞いてみているのに」となっていました。

どっちつかずの回答が来るChatGPTの回答例

こういった時は、背景情報や前提条件なども一緒にしっかり伝えるのが良いです。時系列順に起きていることを書き、自分の考えも述べたうえで、選択肢を伝えましょう。さらに、評価軸も伝えると良いでしょう。

そうすることで、ChatGPTは与えられた情報の範囲内で推論します。つまり、背景情報が不足していると、曖昧な回答になりやすいのです。

背景情報や評価軸を書いた場合のChatGPTの回答例

これは、どちらが良いかを聞く場合以外にも良い回答をもらうために、とても大事なポイントです。背景情報をしっかり書くだけで、回答内容はかなり変わるので、書き込む癖をつけるのがおすすめです。

ChatGPTを使う時に、以上のようなことを意識したり、入力したりするだけで、より良い回答が返ってきやすくなります。

特に、最後の事例として紹介した回避方法の「背景情報や前提条件を伝える」ことは、他の多くの質問パターンでもとても有効な手段になります。なので、状況を言語化して伝える練習と思って、最初は難しくてもたくさん書き込んでみてください。


自分用にChatGPTをカスタマイズする

ここまでで書いた、回避方法を毎回やるのは大変だと思う方もいるかもしれません。そういった方におすすめの機能を紹介します。

ChatGPTは、画面左下のアイコンから「パーソナライズ」をクリックすると、「カスタム指示」や「あなたについての詳細」などを設定できます。

パーソナライズのポップアップ画面

この中の「カスタム指示」に、自分が陥りやすそうなポイントを回避するための指示文などを用意して書いておくことができます。

今回紹介した内容を回避するためには、例えば以下のように書くと良いと思います。

  • 「情報源とした出典元のリンクも一緒に貼ること」

  • 「回答時には、必ず公式ページか一次情報から引用すること」

  • 「一次情報が英語の場合は、引用部分とその日本語訳を一緒に提示すること」

  • 「引用元の表現を優先し、専門用語が含まれる場合は()書きで内容の補足をすること」

他にも設定したい内容がある方は、どういう指示をしたいかをChatGPTに具体的に伝えて、指示文(プロンプト)を考えてもらうと良いでしょう。カスタム指示は1,500字以内という制限があるので、もし超えてしまった場合は調整しましょう。

自分の職業やどんなポジションか、趣味などの基本情報は、「ニックネーム」「職業」「あなたについての詳細」に入れておきましょう。(個人情報となる内容は入れないようにしてください。)

使っていく中で「思ってたのと違う」「自分に合わない」などがあれば、ChatGPTを使いながら指示文について考え直し、更新しましょう。


まとめ

ChatGPTは様々な場面で活躍してくれますが、活用するためには工夫や注意が必要です。

今回紹介したポイントは、以下でした。

  • 情報源を必ず併記すること

  • 信頼できる出典元を情報源とすること

  • 回答を理解できる内容で返してもらうこと

  • 背景情報を十分に伝えること

これらを意識するだけで、回答の質は大きく変わります。

ChatGPTは全てを正しく教えてくれるツールではありません。そのため、ファクトチェックなどをせずに、回答の内容を鵜呑みにするのは危険です。上手く利用するためには、全てをChatGPTに任せるのではなく、自分の手や頭も動かしていきましょう。

ChatGPTを今よりも上手く使いこなし、仕事やプライベートで活用してみてください。

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minoRi

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